僕は驚いた。
僕は仕事をする中でたくさんの人と接している。
でも、僕は人に必要以上に詮索されるのも干渉されるのも嫌だ。
僕と長年仕事をしている人はそれをわかっているみたい。
だから、僕なんかにすごく気を遣ってくれる。
そんな僕はめんどくさい人間で、大変申し訳なく感じる。
僕なんかに気を遣ってくれる方々は、別のことで恩返しをする。
そういう方々は、僕のちょっとした恥ずかしいところでも見てみぬフリをしてくれる。
僕はねぐせが立っていることが多い。
それも指摘はせず、そういうヘアスタイルなんだろうと察してくれている。
そんな中、僕は髪を切った。
いつもより短めに切ったみたい。
自分では気づかなかった。
やつだけが気づいたのである。
「あれ?すーちゃん。いつもよりだいぶ切ってる。後ろの方とかすごく短い。」
「えっ。そうかな?いつもと一緒じゃないの?」
「いや、全然違うよ。すごく短い。いつももっと長いよ。」
どんだけ僕のこと観察してるんだ。
山本さん。
おかしい。
髪の毛の指摘をしたのは、たくさん会った人の中でも山本さんだけ。
もしかして、僕が日々関わっている方々は僕のこと全く興味がない?
男女関わらず。
たぶんそうなのだ。
山本さんだけ?
僕に興味を持ってくれるのは。
もう付き合うしかねーんじゃね?
山本〜!!

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