10年ぶりのラブホテル。

ナイモンで出会ったおじさんは会って一分にも関わらず、二人っきりになれるところに行きたいとのこと。

「えっ。いいですけど、エッチなこととかはダメですよ〜。会ったばっかりなんですから。」

「大丈夫大丈夫。手を握るだけだから。」

「じゃあどこに行きますか?」

「ネットカフェはどう?」

「二人で同じ部屋に入るんですか?恥ずかしいです。」

「じゃあ別々の個室に入ろう。あとでリョウタくんの個室に行くから。」

というわけでネットカフェに来た。

僕は少し安心した。

こんなところでエッチなことなんかできないとわかっていたからだ。

お店での手続き。

「どこの部屋にしようかな?ソファー、リクライニング。」

「お客様、身分証はお持ちでしょうか?」

僕は慎重な男。

初めて会う人の前で、個人情報が漏れるようなものを持ち合わせない。

「持ってないです。」

「申し訳ございませんが、入店が認められません。」

「えっ。そんなルールが。知らなかった。」

おじさんとのネットカフェは見送られた。

「じゃあ今日は僕、帰りましょうか。」

「リョウタくん。ホテルに行こうよ〜。」

「ホテルってラブホテルですよね?イヤです。男女が入るところで男同士入っているところなんか見られたくないです。」

「じゃあ俺が先に入るから、あとで部屋の番号教えるから、遅れてリョウタくんが入ってくるのは?」

「それなら、バレにくいですね。でも、会ったばかりなんですからエッチなことしないですよ。」

「手だけ握らせてね。」

よく考えてみたら、ラブホテルなんて、10年ぶりだ。

昔そういう関係だった年上のお兄さんとラブホテルに行っていた。

車で個室に入れるラブホテルだったから、フロントに行く必要がなかった。

懐かしいな。

でも、今日は僕、そういうことしないから!!

あっ。

あ〜。

!!!!!!!

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