今日は僕の中に入る。
僕には痛々しく、たくさんの世界が存在する。
本業の職場。
バイト先の職場。
家族。
あっ。
現実はこれくらい。
でも僕の中には、「Daddy Killer」や「The Energy World」がある。
このストーリーはただの物語ではない。
僕なんだ。
主人公の「鈴木良太」と「唯竜牙」は僕の思考そのもの。
違うのは時代だけ。
「Daddy Killer」の「鈴木良太」は20代の時の僕。
「井戸沢さん」という遊び人のおじさんと出会い、激しく愛してしまった。
しかし、愛ゆえに井戸沢さんを殺してしまった。
これは、僕の願望そのものだった。
井戸沢さんにとって、僕は大勢の若者の中の特別な存在ではない。
僕はちょっとうるさいエサの一匹。
プライドが高過ぎる僕は許せなかった。
でも、井戸沢さんと連絡を途絶えることはできなかった。
心と体はぐちゃぐちゃに疲弊していったのに。
ホントに殺すことはできないから妄想で展開させた。
「The Energy World」の「唯竜牙」は小学生のときの僕そのもの。
めちゃくちゃファンタジーで現実的ではないストーリーだけど、小さい頃から僕の中にあった物語。
「ドラゴンボール」「幽遊白書」「HUNTER✖︎HUNTER」などに影響を受けた結果だ。
僕がちっちゃい頃から欲しかった能力、それは「分身」。
自分と同じものを作る。
「NARUTO」でいう「影分身」だ。
だから、「唯竜牙」は「アバター」という分身を使う。
僕のちっちゃい時からの夢だからだ。
まことさこもいたんだ。
家に。
家のくまとうさぎのぬいぐるみに、バトルばかりさせていた。
僕の中の設定では、宇宙で一番強いのが、この2体になっていた。
ドラゴンボールの世界に行っても、フリーザーを指一本で倒せる実力にしていた。
お母さんは楽だったと、思う。
昔から一人遊びのプロだったのだから。
勝手に自分でストーリーを作って遊んでいた。
学校の友達がいなかったわけじゃない。
夕方まで友達と遊んで、帰ってきてから、家のリビングなどで勝手に竹刀や木刀やぬいぐるみを持ってきて遊びだすのだ。
宿題はもちろんやらない。
そんなに現実が嫌だったのか?
定かではないが、「Daddy Killer」も「The Energy World」も僕そのものだということ。
そのうち、「Driver`s Love」でも作ろうと思っている。
もちろん、山本さんと僕の物語だ。
問題は結末。
「Daddy Killer」と「The Energy World」の共通点は「死」。
「死」は危機感を感じさせてくれる。
物語において欠かせないものだと僕は思っている。
「Driver`s Love」を作って、それも「死」がテーマだったらさすがにマンネリ化しすぎるし。
なんか面白い展開を考えないと。
普段の山本さんを研究しながら。

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