休み明けのある日。
仕事中。
職場の時計をみて、そろそろトラックドライバーの山本さんが来る時間だとわかった。
僕の周りには誰もいない。
山本さんと二人っきりになれる。
でも、山本さんと今後の関係性に希望がもてないので辛い。
今日はどんな山本さんなんだろう。
と、思っていたら外の窓から山本さんがじっと僕をみていた。
スケベそうな顔で。
「のぞき!!変態!!変態の顔してる!!」
と僕はつい声を張り上げてしまった。
山本さんは僕の質問には答えず、無言でニヤニヤ。
でも何か言いたそうな表情をしている。
「なんなん。のぞきさん!!」
「あばらがちょっと折れたみたい。」
「えっいきなり何言ってるの?」
「荷物の整理してたら、おもいっきり荷物にぶつかってあばらに当たった。」
なんか気の毒でかわいそうなんだけど、山本さんの弱々しいところと僕を覗いていた変態的なところを合わせるとキュンときた。
ズキューン。
このやろう。カワイイじゃねぇか。
う~ん。
カワイイ。
愛おしくなってお腹を触ろうと思った。
さすがに今触るのはまずい。
あばら折れてるから。
もうっ。
僕のこのきもちはどうすればいいんだー!!
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