僕は自分恐ろしい。
そう、僕は数日間泊まりで出ていた。
職場の方は知っている。
仲の良い取引先にも話している。
でも話していない人がいる。
休みも挟むと一週間ほど、職場に顔を出していなかった。
今日は一週間ぶりに山本さんに会う日。
さあ何を話そうかな?
「おはよー。なんか暑かったり寒かったり変な天気~。」
山本さんは出会っていきなり、顔も合わせず。
敬語で話す。
僕が明るく話すと笑顔で帰っていった。
なんなんだ。
全くもう~。
というふうに僕は演じているだけなのかもしれない。
本当は全て察している。
山本さんに職場に不在だった理由を話していない。
久しぶりに会ってもどうでもいい天気や気温の話。
山本さんが満足いかない会話の内容だと、
僕は把握している。
じゃあなぜ山本さんから、「何で休んでいたの?」と聞いてこないのか?
その原因は僕にある。
以前、山本さんに細かく聞かれたときに、すごく不快そうに答えたことがある。
それに少し前に「ストーカーさんですか?」と僕は山本さんを傷つけた。
そんなこともあってか、山本さんから僕に質問できる権利に制約があるのだ。
だから聞けない。
でも気になる。
なんですーちゃんは自分のことあんまり話さないんだろう?
というふうになる。
僕の自意識過剰だったら、それはそれでネタになる。
こんな調子だから、山本さんが仮に僕に好意を持っていたとしても、1000年経っても成就しない。
やっぱりぼくは底なしの悪だ。
あっ。
この話の内容は、「僕がおじさんにモテない理由5」にすれば良かった。
コメント