あらすじ。
僕はトラックドライバーの山本さんが好きだった。
しかし、最近別のトラックドライバーさんが気になっていた。
二人の関係は急接近に思われたのだが、彼女がいることが判明する。
僕の脳内でそのトラックドライバーさんにブチギレた。
今回の話。
僕は仕事で態度に出たのかもしれない。
さすがに挨拶はする。
「おはようございます。今日は暑いですね。」
好きでも嫌いでも、これくらいは話す。
しかし、ここまで。
天気の話をするのはどうでもいい証拠なのだ。
そうなると、もっといろんな世間話をそのドライバーさんとしていたのに、よそよそしくなる。
元気に挨拶をしているようで、表情のどこかに暗さをはらんでいる。
僕はその表情を絶対に見逃さない。
えっ。
別に怒ってないですよ。
向こうに彼女がいる?
いや、いていいんじゃないですか?
男だし。
女が好きなんじゃないですか?
勝手に穴に突っ込んでいたらいいんじゃないですか?
それにしても、トラックドライバーさんはなんで僕と気まずいと思っているのかな?
僕の同僚に、
「鈴木さんって独身なんですか?」
って聞いてたらしいし。
もしかして、
「鈴木さんって俺のこと狙ってる?えっ。マジ無理!!俺、ホモじゃないし。彼女いるし!!」
ってことかな?
はあ?
自意識過剰なドライバーだな。(ホントはビンゴなんだけど。)
勝手にきまずってろ!!
翌日、僕は天気の話の応用編、台風ネタを使った。
なんかそのドライバーと少し盛り上がった。
ケッ。
ほれみたことか。
その気になったら、普通に話せるわ。
好きだったら緊張してしゃべれへんわ!!
この自意識過剰ドライバーが!!
あれれ?
僕って怒り過ぎ?
カルシウム摂らなきゃ。

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