僕はおじさんと戦う。
おじさんは無理矢理にでも僕を抱こうとするだろう。
誰がその手に乗るもんか。
焦らして焦らして、我慢汁だけ垂らしとけばいいつーの。
僕とおじさんはお茶をする約束。
おそらくどこかの喫茶店。
僕もブログでは悪口ばかり言っているけど、直に会うとちゃんと愛想を振りまいて世間話をする。
おじさんに、「リョウタって普通の子だな。」って思わせるためである。
「東京にあんまり来た事ないので、道に迷って大変でした。」
と、自分のドジぶりをアピールする。
だが、下半身では攻防が繰り広げられていた。
何気ない会話をしている僕が、おじさんの股間を足でつついている。
さすがに僕は靴を脱いでいる。
靴を脱いでいる方が、足の指で股間を刺激させられやすいじゃん。
「このコーヒー美味しいです。どうですか?お口に合いますか?」
と言いながら、足でぐいぐいつつく。
おじさんの股間がすぐ大きくなる。
おじさんの顔も歪む。
こんな公共の場で感じられては困ります。
「リョ、リョウタくん。二人っきりになれる場所に行こうか。」
「えっ。なんでですか?僕、まだデザート食べていません。それにエッチなことはダメですよ?確か彼氏さんいらっしゃるんですよね?浮気はダメです。」
どの口でそんなことが言える。
おじさんはそんな不敵は表情を浮かべる。
僕は何食わぬ顔。
それなのに、股間にはしっかり攻撃を加える。
僕の大事なところは触らせない。
「リョウタくん…。」
「どうしたんですか?気分悪いんですか?じゃあそろそろ帰りますか?明日も仕事早いですよね?」
おじさんはなぜか残念そうな顔をしていた。
なぜだろう?
もしかしたら、何かの液がダラダラだったのかもしれない。
あっ。
なんか大変こわい話になっちゃった。
こわいこわい。
本当にあった話じゃないからね。

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